レンタルサーバーにおけるデータベースとは。使う際の注意点も紹介


現在、インターネット上でさまざまな情報が大量に飛び交っています。
インターネットというとWebサイトやアプリケーションなどが注目されがちですが、実はその背景で活躍しているのがデータベースと呼ばれる整理された情報の集まりです。

では、そのデータベースがどのような活躍をしているのか、どのような種類があるのか、レンタルサーバーではどのように使用するのかなどを、ここで詳しく見ていきましょう。

1.データベースとは?

データベース(Database)とは、さまざまなデータを集めて効率的に管理し、使いやすくしたものです。データベースにはさまざまな種類がありますが、その中で最もポピュラーなものが「リレーショナルデータベース(Relational Database)」と呼ばれるものです。
リレーショナルデータベースは、RDBとも言い、行と列によって構成された表形式のテーブルと呼ばれるデータの集合を、互いに関連付けて関係モデルとして使ったデータベースのことです。RDBは、主にWebサイトでのユーザー情報やECサイト上の商品情報を保存・整理し、抽出するといった目的で利用されます。
RDBを操作するのに用いられているのが、SQL(Structured Query Language)と呼ばれる言語です。

2.主なデータベースの種類を紹介

RDBとして有名な製品にはMySQL、PostgreSQL、SQL Server、Oracle Databaseなどがあります。どれもSQLを用いて操作するという点では共通ですが、それぞれ使用目的や機能などが異なるため、SQLも少しずつ異なる機能が追加されています。

特によく使われているのが、高速で使いやすいことが特長のMySQLです。オープンソースで、その扱いやすさに人気があり、多くのレンタルサーバーではMySQLが利用可能となっています。

また、近頃ではRDB以外のデータベースとして、NoSQLと呼ばれるデータベースも次第に利用されるようになってきています。
NoSQLはRDB以外のデータベースの総称であり、KVS型やカラム指向型などさまざまなタイプのものが存在します。非定型な構造を持つデータを柔軟に管理することができるのが特長で、ビッグデータ解析など大量のデータを処理しなくてはならない場面で利用されています。
NoSQLは近年普及が進んでいますが、シェアなどの点からデータベースといえばまだRDBを指す場合がほとんどです。

3.レンタルサーバーでのデータベースの使用例とは

レンタルサーバーでのデータベースは、主にWebアプリケーションなどのデータの保存・管理に用いられます。ECサイトなどのようなアプリケーションはもちろんですが、WordPressのようなホームページを作るために必要なCMS(Content Management System)と呼ばれるシステムでも、データベースが使用されています。

このように、現在Webサイトでデータベースを使用しないものはほとんどないと言っても過言ではありません。

4.レンタルサーバーでデータベースを使う際の注意点

レンタルサーバーでデータベースを使用する際には、いくつか注意が必要な点があります。

・セキュリティ対策

データベースで最も気をつけなくてはならないのがセキュリティです。
アカウント情報が外部に漏れた場合、データベースの情報が漏洩する危険性があります。
さらに、Webアプリケーションの場合、外部からSQLインジェクションという、使われることが想定されていないSQL文を挿入すること(injection - インジェクション)でデータベースに不正な操作を加えるという、RDBの脆弱性を狙った攻撃に晒される可能性があります。この攻撃を受けるとデータベースの情報が漏洩してしまったり、改ざんされたりするため、運用の際には攻撃を受けないようセキュリティ策が必要です。

それでは、どのようなセキュリティ策を講じればよいのでしょうか。
まず、SQLインジェクションへの対策には、WAF(Webアプリケーション・ファイアウォール)という方法があります。この方法は、脆弱性に対する攻撃への対策を行うものです。
他にもデータベースのバージョンアップやパッチを当てる、Webの脆弱性診断を都度実施する、開発時のプログラミングで対策するといった方法があります。

・定期的なバックアップ

システムの不具合や操作ミスで万一データが消えてしまうことに備え、定期的にデータのバックアップを取っておくことも大切です。

レンタルサーバーでは、データの破損や紛失に備えた対策を講じていますが、サービスによってバックアップの提供方法に差があります。バックアップに関しては、あくまでもサービス提供者側が管理上実施しているというケースもあり、その場合には、ユーザー側の理由でバックアップデータの利用ができない可能性もあるので注意が必要です。

また、バックアップの世代数や容量についても注目したいポイントです。

自動バックアップをオプションの月額料金で提供しているサービス、自動バックアップは標準料金に含まれるがデータの復元に関しては有料、などサービスによって料金体系は様々で、自社サービスの性質やランニングコストを抑えたいかどうかなどで検討するのがよいでしょう。

サービスのバックアップだけに頼るのではなく、ユーザー側でも定期的にデータをエクスポートしておくのをおすすめします。

まとめ

Webサイトの多くでデータベースが利用されており、データの保存や管理などに大変便利なデータベースですが、セキュリティ対策やバックアップ、データ復旧方法などを十分に確認して運用を行いましょう。
 

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